第6回癒しの環境研究会全国大会
 「これからの癒し ―生きるよろこびを求めて」

会 期  2005(平成17)年8月11・12日(木・金)
会 場  兵庫県立「淡路夢舞台」国際会議場

癒しの環境研究会代表世話人 高柳和江

 癒しの環境研究会の第6回全国大会を淡路、徳島の地で開くことになりました。
癒しは、安全であること、ほっとすること、元気になること、生きるよろこびになることで達成されると思います。
これまで全国大会では、「ゆとりと癒し」「ひとの感性と癒し」「間と癒し」などをテーマに取り上げてきました。今回のテーマは「これからの癒し −生きるよろこびを求めて」とします。癒しとは、生きるよろこびを実感し、そして、結局のところ元気になることなのです。
大会会場は、淡路島の夢舞台。第一日目の8月11日には国松孝次さん(元警察庁長官)が傷ついたあと完全復活されるまでの"癒し"がどんなものであったかをお話しくださいます。シンポジウムでは、無侵襲医療の専門家が何人も登場します。無侵襲、つまり痛くないことは癒しの根本です。そんな医療の根本を考えましょう。自然治癒力を高める癒しについては、笑い療法師をテーマに。これはそのままあなたの「修業の場」になるでしょう。大いなる癒しです。
夕方から夜も、癒しの時間はさらに盛り上がります。初日は淡路島の会場で仮装舞踏会、大会最終日はおそろいの浴衣で本場・徳島に阿波踊りに繰り出しましょう。楽しいこともたくさん。
さあ今年は徳島で元気になりましょう。ここから、日本を癒しの環境に変えていきましょう。
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癒しの環境研究会第6回全国大会 大会長
武久洋三(医療法人平成博愛会 博愛記念病院理事長)

 病気の治療には医療技術が必要でありますが、患者を取り巻く環境が悪ければ、せっかくの技術が無駄になることさえあります。心のゆとり、心の満足感、治ろうとする意欲。すべてが患者の病気の克服に大きな力を発揮します。私たちはあらゆる癒しを通じて、患者の1日も早い回復に日夜努力しましょう。
 癒しとは何か? それはひとりひとり違った意味合いをもっていて、奥深いものだと思います。
アロマテラピー、リハビリ、食事、入浴、温泉、色彩、インテリア、衣料、電子カルテ、外来、入院、遠足、化粧、回想法……あらゆるものの中に癒しがあり、また癒しを考えながら提供されなければなりません。
癒しの環境研究会全国大会の目指すところは、日頃の成果を発表する場を作り、直接の討議を通して新しい癒しの知見を共有し、それが研究や臨床・現場に生かされる環境を提供することにあると考えます。そして、この大会に参加することを通して、お互いに、気づかなかった「癒し」を皆様から持ち帰っていただくことを期待しています。
12日の大会終了後は夏本番の情熱の徳島において、「癒しの連」をつくり、みなさんで阿波踊りに参加できるようになっています。踊りと癒し、祭と癒し。そんなテーマも大歓迎です。医療・福祉関係者はもちろんのこと、保健、医療関連産業、行政の方など、ジャンルを超えた幅広い分野の皆様のご参加をお待ちしています。


⇒詳細は第6回全国大会のホームページ
 ◆演題を募集中です!


第6回癒しの環境研究会全国大会のお知らせ
大会長 武久洋三(医療法人平成博愛会 博愛記念病院理事長)
メインテーマ これからの癒し −−生きるよろこびを求めて
会期 平成17年8月11日(木)、12日(金)
会場 兵庫県立「淡路夢舞台」国際会議場
(兵庫県津名郡東浦町夢舞台1番地 TEL:0799-74-1020)
第6回淡路全国大会 特別講演・シンポジウムのご案内
8月11日(木)第一日目

特別講演
 「私と癒し」
   講 師  國松孝次  淡路夢舞台前館長(元警察庁長官)
   座 長  星 北斗 (前日本医師会常任理事)

ランチョンセミナー
 「癒しのランチタイム」
 
  高柳和江 (癒しの環境研究会代表世話人)
 「QOL向上をめざす高齢者排尿管理の実際」
   上田朋宏(京都市立病院泌尿器科 部長)

シンポジウム

1. 高度先進医療と癒し」
   座長:瀬戸山元一(高知医療センター院長)
「高度先進医療と癒し
   〜先進医療と癒しの環境創りの実践〜」 
土井章弘(岡山旭東病院院長)
「PETセンターと癒し」 松谷之義(松谷病院理事長)
「小規模民間病院でありながら
  夜間ヘリ搬送体制を整備
   〜地域で二次救急医療を担う立場から〜」
林 秀樹(ホウエツ病院理事長)
「明るい外来化学療法と癒し」 畠 清彦(癌研有明病院化学療法科部長)
「先端医療と命の癒しの力」 高本眞一(東京大学大学院医学系研究科外科学教授)

2. 「園芸療法と癒し」
   座長:馬原文彦(介護老人保健施設悠心館 理事長)
「花と緑に囲まれた環境の中で得られた効果とは」 長谷敦子(光風園病院)
「癒しとリハビリの屋上庭園」 村木晃(青梅市立総合病院)
「老健の園芸療法」 片山美代志(さくらの郷)
「全人的癒しを求めて、ホスピタルパークの試み」 浅野房子(兵庫県立大学自然・環境科学研究所園芸療法課程教授)

3. 「ターミナルと癒し」
   座長庄 智矢(兵庫県立淡路病院院長)
「ターミナル期の患者と妻への関わりを通して癒しの意味を考える」 松下幸子(西日本病院)
「リハビリテーション病院における終末期のケアを通して」 起島美香(ちゅうざん病院)
「高齢者のターミナルと癒し」 川村 薫(定山渓病院看護副部長)
「ホスピス・緩和ケアと癒し」 近藤 彰(近藤内科病院院長)

4. 「祭りと癒し」
   座長中野博美(京都きづ川病院理事長)
「だんじり祭りと癒し」 西川良行(泉佐野優人会病院)
「よさこい踊りとあっぱれ楽団 〜主役は私〜」 山本恵子(介護老人保健施設夢の里施設長)
「えいさあと癒し」 末永英文(ちゅうざん病院理事長)
「心が躍れば体も踊る
  〜ねたきりになら連の活動報告〜」
石川富士郎(「阿波踊り寝たきりになら連」世話人)

8月12日(金)第二日目

シンポジウム


5. 「笑いと癒し」
    座長:中島英雄(中央群馬脳神経外科病院理事長)
「笑〜また笑顔が見たい〜」 諸喜田優子(蒲ョ球メディカルズ)
「療養型病院職員におけるコミュニケーションの意識調査と対話・交流・笑いの癒し試みて」 北 敏博(ちゅうざん病院)
「患者の思いを引き出す
   〜看護師が笑顔でいられる方法を試みて〜」
田嶋弓里子(聖隷浜松病院)
「笑いと癒し」 中島英雄(中央群馬脳神経外科病院理事長)

6. 「食事と癒し」
    座長:星野和子(西円山病院栄養マネジメント室室長)
シンポジスト
      西本悦子(博愛記念病院)/原田雅子(湖東病院) /成田友子(青梅慶友病院)
       /桐谷裕美子(初台リハビリテーション病院) /加藤寛(泉佐野優人会病院)

7. 「在宅への癒し」  
「デイホームに向けての取り組み〜家族としての居場所づくり〜」 大道浩志(博愛記念病院)
「在宅と癒し」 山本就亮(泉佐野優人会病院)
「デイホーム・ショートホームと癒し」 七俵理恵(ヴィラ光陽)
「障害者は在宅へ」 玉井成二(暖気の苑)




第6回全国大会についてのお問合せは…
第6回癒しの環境研究会全国大会事務局 (担当:伊丹、内藤、森本)
〒770-8023 徳島市勝占町惣田9 博愛記念病院内  
TEL  088-669-2166  FAX 088-636-3061
E-mail hkaihp-1@mail.netwave.or.jp
 詳しくは全国大会ホームページをぜひご覧ください。 
 http://www.netwave.or.jp/~hkaihp-1/iyashi/

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