第4回癒しの環境研究会全国大会 大会長からのメッセージ
武 井 秀 憲(榛原総合病院長)

 癒しの環境研究会が1994年に発足して以来その歴史を刻んだ10年間の節目の記念すべき年に第4回の全国大会を静岡で開催させていただけることを光栄に思います。私個人としては阪神大震災における当会の活動以後にこの会に参加させていただきました。脳神経外科医としてメスのみで病人を癒す限界も感じはじめていた頃でもあります。
 病院におけるさまざまな環境のなかに「これではいけない」「こうあるべきだ」ということが数多く存在しており、このことに気がついている人とそうでない人との大きなギャップを感じておりました。この研究会に参加し、多くの「敏感な」会員達とともに議論するなかで、「自分だけでない、皆そうおもっているのだ」という確信が得られたことが、この会を続けられる一因であります。人間としてあたりまえの感覚が尊重されなければならない、特に病気や怪我で弱ったときにこそというおもいでこの会に参加してきました。
 癒されるものはこころであり今回「こころと癒し」をメインテーマとしました。さまざまな角度からこころが癒されるということはどういうことなのかということを検討いただければと考え、基調講演に「脳機能最先端科学が明らかにしはじめたこころと癒しのメカニズム」「素朴な感性にもとづく倫理性と癒す看護技術」の2題をお願いいたしました。過去の全国大会であまり取り上げられていないテーマ(カラー、コミュニケーション、メイクアップなど)も今回クローズアップさせてみました。皆様の活発な議論を期待しております。

⇒つづきは大会ホームページ


第4回癒しの環境研究会全国大会のお知らせ
大会長 武井秀憲(榛原総合病院 院長)
メインテーマ こころと癒し
会場 静岡グランシップ(静岡県コンベンションアーツセンター)
 〒422-8005
 静岡県静岡市池田79-4(JR東静岡駅南口隣接)
日時
・2003年8月27日
10:00〜10:15 開会行事
10:15〜12:15 基調講演1:
「脳機能最先端科学が明らかにしはじめたこころと癒しのメカニズム」
 講師 東北大学未来科学技術共同研究センター  川島隆太教授
基調講演2:
「素朴な感性にもとづく倫理性と癒す看護技術」
 講師 静岡県立大学大学院看護学研究科長 佐藤登美教授
13:30〜15:30 分科会1.色彩・照明と癒し
【講演者】
●光・照明
小林茂雄
(武蔵工業大学建築学科助教授)
●色彩
末永 蒼生
(色彩心理研究家、講座「色彩学校」主宰、多摩美術大学非常勤講師)
山内暢子
(色彩環境コンサルタント、株式会社フラックス代表取締役)
鈴木裕美
(カラーセラピスト、NPO法人色彩倶楽部代表理事、ワールドインカラーズH2代表)
14:00〜16:00
一般演題発表
15:30〜17:30 分科会2.コミュニケーションと癒し
【講演者】
山田紀代美
(宮城大学看護学部教授)
内藤まゆみ
(日本学術振興会特別研究員・お茶の水女子大学)
日本ALS協会
  


18:00〜 交流会
・2003年8月28日
9:30〜11:30
(分科会4は11:45終了)
分科会3.メイクアップと癒し 分科会4.食と癒し
【講演者】
村澤博人
(顔・化粧文化研究所代表)
小林光恵
(作家、エンゼルメイク研究会代表)
山口和子
(日本大学芸術学部講師、美容研究家、メイクアップアーティスト、エンゼルメイク研究会)

【講演者】
横越英彦
(静岡県立大学食品栄養科学部教授)
大久保 勉
(太陽化学株式会社 NF事業部副主席)
池ヶ谷賢次郎
(元国立茶業試験場品質化学研究室長・農学博士)
朝比奈明夫
(川根茶業協同組合長・株式会社朝日園代表取締役)
徳永睦子
(有限会社 フーディアムトクナガ代表、料理研究家、フードプロデューサー(世界緑茶協会副会長))
松永今朝二
(株式会社 大村屋酒造場6代目当主)
11:30〜12:00 まとめ
閉会式

第4回全国大会についてのお問合せは…
〒421-0493
静岡県榛原郡榛原町細江2887-1
榛原総合病院企画室内 第4回癒しの環境研究会全国大会事務局
TEL 0548-22-1131 FAX 0548-22-6363
E-mail webmaster@hospital.haibara.shizuoka.jp
 詳しくは全国大会ホームページをぜひご覧ください。 
 http://jshe4zen.umin.jp/

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